PIX4Dcloud で処理する関心領域を定義する方法
関心領域とは?
関心領域とは、PIX4Dcloud で画像をインポートした直後かつ PIX4Dcloud で処理する前に描画できるポリゴンです。関心領域を描画することで結果 (オルソ、DSM、3D メッシュ、点群) がその領域内に限定されます。また、関心領域を使用することで、より短時間でより良い成果を得ることができます。
関心領域は、キャリブレーション中は考慮されないため、PIX4Dcloud クレジットのデータセットのコストは、関心領域の有無で変わりません。
関心領域が、画像で取得した領域と重ならない場合は、処理が失敗します。
関心領域の描画方法
- データセットを作成します。
- 画像のセットをインポートします。
- 画像がインポートされマップに表示されたら [関心領域] をクリックします。
- マップをクリックして各頂点を定義します。
- ダブルクリックをするか、最初の頂点をクリックしてポリゴンを完成させます。
- [次へ] をクリックしてデータセットの作成を続けます。
- 関心領域は処理の最中の考慮対象となり、結果の範囲を定義します。
関心領域には、すべての画像を含める必要はありません。画像が関心領域外にあっても、PIX4Dcloud はすべての画像の処理を行います。
画像が関心領域の外に位置していても、関心領域内を撮影している場合は、その画像も処理に利用され成果物に反映されます。
関心領域の編集方法
- 関心領域内をクリックします。領域内が青で強調表示されます。
- 頂点を新しい場所に移動するには、頂点をクリックしてドラッグします。
- 新しい頂点を追加するには、境界線の任意の場所をクリックします。
- 頂点を削除するには Alt キーを押しながら頂点をクリックします。
- 編集した関心領域を保存するには、関心領域外のマップ上の任意の場所をクリックします。
関心領域を削除する方法
-
[関心領域を削除] をクリックします。
関心領域と GCP を同時に表示する方法
処理の前に GCP がインポートされている場合は、GCP の自動化ステップで関心領域とともに GCP を視覚化できます。
関心領域には、すべての GCP を含める必要はありません。GCP 自動検出機能がすべての GCP ターゲットの検出を試み、それらを使用して結果をジオリファレンスします。これは、GCP が関心領域外にあっても行われます。
制限:
- PIX4Dcloud の Web ユーザー インターフェイスでは、内部ポリゴン、穴またはマルチパート ポリゴンはサポートされていません。ただし、PIX4Dengine Cloud API を使用するとこれらのポリゴンを含む関心領域があるデータセットの作成・処理が可能です。詳細については「Set the project processing options (英語)」をご確認ください。
- シェープファイルなどのファイルは、関心領域として使用できません。