操作手順

Pix4Dcloudで体積を計算する方法

警告:次のいずれかの条件に該当する場合、体積は計算できず、エラーが表示されます。
  1. 使用できるDSMがない。
  2. 「offset.xyz」ファイルを使用せずにPix4Dcloudインターフェースから3Dテクスチャメッシュがアップロードされており、DSMが用意されているが3Dテクスチャメッシュを参照として使用して体積が計算されている(メッシュ上に描画されているベース面がDSMの有効な領域と交差していない)。「offset.xyz」ファイルをアップロードすると、メッシュをジオリファレンス処理することができます。
  3. 座標系が有効なものとして認識されていない。
  4. 座標系が任意座標系である。

新しいボリュームの作成方法

1. メインウィンドウ内の2Dまたは3Dビューで、2018-10-15_16-52-16.pngをクリックして新しいボリュームツールを選択します。

2018-10-15_16-43-17.png

または、左側のパネルで、新しいアノテーションの追加をクリックし、「体積を測定」を選択します。

2. 左クリックして頂点をマークし、計算するボリュームのベース面を描画します。1クリックで1つずつ頂点を追加して、ボリュームのベース面を描画していきます。最後に頂点をダブルクリックすると、ポリゴンが完成します。
3. (オプション)より正確に頂点をマークするには、左側のパネルにある「アノテーション」リストからボリュームを選択するか、ツールバーのic_cursor_black.pngをクリックします。頂点の位置を修正するか、2つの頂点の間にあるプラス記号をクリックして、外周を微調整します。
4. ポリゴンを描画したら、ポリゴンの点に応じてベース面の標高を設定する方法を指定します。デフォルトではすべての点に対して三角測量が使用されますが、他の方法も使用できます。ベース面の種類を変更する際には、3Dビューにプレビューが表示されます。

2018-10-15_16-44-00.png

ヒント:体積の測定に推奨されるベース面については、 体積の計算に推奨されるベース面を参照してください。

右側に、ベース面の詳細が表示されます。

  • 名前、詳細、表示色を編集できます。
  • 描画されたポリゴンに基づいて、面積、投影面積、外周、投影外周、最小および最大標高、標高差が表示されます。

体積の計算方法

ベース面が設定できたら、「ボリューム計算」をクリックしてボリュームの計算を開始します。

2018-10-15_16-44-15.png

体積は、3Dモデルではなく、常にDSMで計算されます。

参考情報:大きな体積の計算を高速化するために、ダウンサンプリングしたDSMタイルで計算を行う方法があります。表示される計算誤差には、ダウンサンプリングアルゴリズムが反映されます。


計算が完了すると、結果が右側のパネルに表示されます。ベース面の種類を変更し、ベース面のポリゴンを編集すると、自動的に新しい体積計算が実行されます。

2018-10-15_16-44-31.png

注:青色の領域で表示される面は盛り土を表し、赤色の領域は切土を表します。

次の情報が表示されます。

  • 切土[3単位]:ボリュームのベース面よりも上にある部分。ボリュームのベース面とDSMで定義された面との間で測定されます。
  • 切土エラー[3単位]:切土量の誤差推定値。
  • 盛り土[3単位]:ボリュームのベース面よりも下にある部分。ボリュームのベース面とDSMで定義された面との間で測定されます。
  • 盛り土エラー[3単位]:盛り土量の誤差推定値。
  • 体積の差[3単位]: 体積差=切土+盛り土。

誤差の計算方法の詳細については、体積計算の誤差推定を参照してください。

体積値を共有またはエクスポートする方法

体積の計算は、他のアノテーションと一緒に、「SHAPEFILE」(2Dビューのみ)、「CSV」「GEOJSON」のいずれかのファイルとしてエクスポートできます。エクスポートされたファイルには、プロジェクト内のすべての体積値が含まれます。アノテーションをエクスポートするには、左側のパネルでアノテーションレイヤーを選択し、cloud_download.pngをクリックして希望するエクスポート形式を選択します。

2018-10-15_16-44-54.png

右上隅の「共有」ボタンをクリックすると生成されるリンクを使用して、ボリュームを共有できます。詳細については、共有を参照してください。