Pix4D 製品対応の RTK デバイスを取り付け・設定する - Trimble

Pix4D 製品対応の RTK デバイスをモバイル デバイスと効果的に使用するには、最初に正しく設定する必要があります。これには、アンテナとモバイル デバイスのカメラ間のカメラ オフセットの設定が含まれます。このオフセットは、ユーザーが手動で測定する必要があり、Pix4D 製品対応の RTK デバイスが取得した位置情報を正確に計算し、スキャンやグラウンド コントロール ポイントの精密な測定を保証するために不可欠です。

Pix4D 製品対応の Trimble RTK ローバーをデバイスに取り付ける

Pix4D 製品対応の Trimble は GNSS RTK 受信機で、PIX4Dcatch がモバイル デバイスで取得した画像をセンチメートル単位の精度でジオロケーションすることを可能にします。Pix4D 製品対応の  Trimble RTK ローバーは、SP Connect 社の SPC+ コネクターを使用してスマートフォン (iOS) に取り付けられます。

スマートフォン モデル

まず、スマートフォンを対応する SPC+ ケースに設置します。次に、SPC+ ケースの手順に沿ってケースをデバイスに取り付けます。

アプリに Trimble のデバイスを接続する方法

PIX4Dcatch に Trimble のデバイスを接続するには、次の手順に従います。

1. PIX4Dcatch を開いて、[RTK 設定] をタップして [Bluetooth 経由の RTK] を選択します。
   
2. [RTK Bluetooth デバイス] をタップして Trimble デバイスを選択します。
   
3. アプリ内で設定ファイルを使用して [Mobile Manager] を設定するよう求められます。
   
4. 設定が完了したら、デバイスに再接続します。
   
5. 接続されたら Trimble アプリからデバイスを選択するよう通知するメッセージが送られます。
   
6. PIX4Dcatch を起動すると、Trimble デバイスを使用して高精度なジオタグ付けと画像撮影ができます。

この手順は、お使いの Trimble デバイス、Trimble Mobile Manager と PIX4Dcatch 間のシームレスな連携を確保し、フォトグラメトリ ワークフローにおける正確な位置データの取得を実現します。

カメラの自動オフセット設定

カメラの自動オフセット設定機能を使用するには、デバイスのハンドルのどの位置にアンテナが位置するかに従って [Left] または [Right] を選択します。

カメラのオフセットを自動で測定する方法

デバイスを縦向きに配置し、画面を正面に向けます。アンテナの基部にあるネジ マウントの中心が測定の原点です。この原点に対して X、Y、Z 軸がどのように配置されるかを記録します。また、複数のカメラ レンズを含むデバイスの場合は、どのレンズを測定に使用するかを決定する必要があります。

X 軸と Y 軸を測定する

X 軸オフセットは、アンテナの基部から Y 軸との交点までの垂直方向の X 軸の距離を測定することで求められます。次に、カメラ レンズからアンテナ中心部までの距離を測定します。

Z 軸を測定する

アンテナの中心部から Z 軸オフセットのレンズの中心までの深度を測定します。

カメラのオフセット値を入力する

カメラ オフセットを正常に測定・記録したら、[RTK デバイス設定] ダイアログ内の適切な [カメラ オフセット値] フィールドに入力できます。表示される測定単位は、デバイスの地域に応じてセンチメートルまたはインチになります。

カメラ オフセットは、[カメラ オフセット値] の [X]、[Y]、[Z] フィールドに正常に入力されます。引き続き [RTK デバイス設定] ダイアログの手順に従って、Pix4D 製品対応の Trimble RTK のデバイスへの接続を完了します。

NTRIP プロバイダーの詳細情報を入力する

NTRIP プロバイダーの詳細情報は、[RTK デバイス設定] ダイアログの [NTRIP プロバイダーの詳細] フィールドに入力できます。必要な設定内容は、デバイスの地域に応じて変わる場合があります。

設定では、以下の 2 つのオプションから選択できます:

カスタム: カスタム RTK 設定オプションを使用すると、RTK デバイスを外部の NTRIP キャスターに手動で接続する構成が設定できます。このセットアップは、ユーザーが特定の NTRIP サービス プロバイダーへのアクセスがある場合や、他の定義済みのオプションではカバーされていない独自の設定を構成する必要な場合に役立ちます。

自動: RTK の自動設定オプションを使用すると、Trimble Mobile Manager が RTK デバイスに最適な構成を自動で選択できます。このモードでは、デバイスの位置情報や利用可能なサービスに基づき、プログラムが適切な接続設定と NTRIP ソースを選択します。このセットアップでは、最小限のユーザー操作で、RTK デバイスを利用可能な最適なサービスに確実に接続できるため、手動での設定をすることなく簡単に設定を完了したいユーザーに最適です。