カスタム処理テンプレート機能を使用することで、プロジェクトの初期設定を効率化できます。また、類似プロジェクト間で一貫性を保つほか、テンプレートの共有も簡単に行えます。
説明
バージョン 1.67.0 に実装されたカスタム処理テンプレート機能により、事前定義されたプロジェクト設定を保存・再利用・共有できるようになりました。この機能は、類似の特性を持つプロジェクトに一貫性のあるパラメーターを適用することでプロジェクトの設定作業を効率化し、手動入力を減らしエラーを大幅に削減します。テンプレートは簡単に共有できるため、チーム間での連携を促進しつつ標準化を維持できます。この機能は、繰り返し発生する業務フローや、統一された処理設定を必要とするプロジェクトに最適です。
使用方法
まず、処理ステップごとに必要な処理設定を選択します。
- PIX4Dmatic プロジェクトを開きます。
- [処理] 設定
に移動します。
- 必要な処理ステップに対してのみ処理設定を行います。例えば、[メッシュ] または [オルソモザイク] を設定せず、[キャリブレーション] 設定 ([パイプライン] や [画像スケール])、[高密度点群] ([アルゴリズム] や [画像スケール])、[DSM] ([解像度] や [内挿]) を設定することができます。
- テンプレート マネージャー ボタン
を選択します。
- [テンプレートとして保存] をクリックします。
- (任意) [名前] と [説明] を入力します。管理がしやすくなります。
テンプレート マネージャー
既定のテンプレートとカスタム テンプレートは [テンプレート マネージャー] から利用できます。
[処理テンプレート マネージャー] は次のような画面で表示されます。
この画面では、カスタム テンプレートの [タイトル]、[説明]、[最終更新日] の日時が表示されます。青い丸はアクティブな処理テンプレートを示し、グレーの丸はユーザーが設定した既定の処理テンプレートを示します。
インポート/エクスポート
[処理テンプレート マネージャー] には、カスタム処理テンプレートをインポート/エクスポートできるオプションがあります。ファイル形式は .json です。
インポートする前に、.json ファイルをテキスト エディターで開いて内容を編集する必要があります。
特に、以下のようなフォルダー パスやファイル名は削除してください。
例: "path": "C:\\Users\\Public\\Projects\\filename.las" は、"path": "" に変更する必要があります。
この変更を行ったら保存します。テンプレートがインポートされると、現在のプロジェクトに対して、新しいパスを含んだテンプレートに自動的に更新されます。
カスタム処理テンプレートをインポートするには、以下の手順に従ってください。
- [テンプレートをインポート] ボタンをクリックします。
- カスタム テンプレート (.json ファイル) がある場所まで移動し、選択します。
- [開く] をクリックします。
カスタム処理テンプレートをエクスポートするには、以下の手順に従ってください。
- 右側の 3 つの点
をクリックします。
- [エクスポート] をクリックします。
- (任意) .json ファイルに名前をつけてから、保存先を選んで [保存] をクリックします。
また、右側の 3 つの点 をクリックをすることでカスタム テンプレートを [既定として設定]、[適用] (現在アクティブなテンプレートにする)、[削除] できます。
