操作手順

PIX4Dcloudの処理でGCPを使う方法

クラウドでの処理に、グラウンドコントロールポイント(GCPs)を使用できます。

  • GCPは、PIX4Dcloudで処理する前に、Pix4Dmapperを使用してマークしておく必要があります。
  • PIX4Dcloud Advancedでは、AutoGCPs検出機能を使用してGCPを挿入および自動検出できます。

この記事では、PIX4Dcloud Advancedの柔軟性に優れたGCP自動検出機能を使用せずに、PIX4Dcloudでの処理にGCPを使用する方法について説明します。この機能を活用する方法については、AutoGCPs自動検出機能を参照してください。

重要:PIX4Dmapperでプロジェクトを処理する必要はありません。プロジェクトを開き、GCPを追加しマーキングするだけで十分です。


1. PIX4Dmapperを使用してプロジェクトを開きます。

2. メニューバーで、「プロジェクト」>「GCP/MTPマネージャー...」をクリックします。
3. GCPの座標系を選択します。
4. GCPの座標をインポートします。詳細については、グランドコントロールポイント(GCP)をインポートおよびマークする方法を参照してください。
5. 「GCP/MTPマネージャー」ウィンドウで、「標準エディター...」をクリックします。
6. 「GCP/MTP表」セクションで、マークするGCPを選択します。



7. 「画像」セクションで、リストの並び替え順を変更します。

sort_by_alphabet.png 名前: 画像をアルファベット順に並べ替えます。
sort_by_gcp.pngGCPへの距離で画像を並び替える:GCPに近い画像から順に表示されます。この並び替えは、既知の座標系を使用して画像とGCPの位置情報が特定されている場合にのみ使用できます。これはデフォルトの並び替えモードです。
sort_by_image.pngマークされた画像への距離で画像を並び替える:画像が選択され、その画像にGCPがマークされている場合、このオプションを使用すると、現在選択されている画像に近い画像から順に表示されます。この並び替えは、画像の位置情報が特定されている場合にのみ使用できます。

8. 「画像」セクションで、GCPをマークする画像を選択します。選択すると、「プレビュー」セクションに画像が表示されます。
9. 次の方法で画像内を移動します。

  • 拡大:マウスのスクロールホイールを前方に動かします。
  • 縮小:マウスのスクロールホイールを後方に動かします。
  • 画面移動:マウスの左クリックを使用します。
  • 画像内の特定のポイントにすばやくズームイン:ポイントにマウスカーソルを合わせ、Altキーを押します。キーを離すと、ビューが最後のズームレベルに戻ります。
  • ズームアウトしてゼロズームレベルをプレビュー:Shiftキーを押します。キーを離すと、ビューが最後のズームレベルに戻ります。

10. 画像を左クリックしてポイントをマークします。必要に応じて、trashbin.pngをクリックしてマークを削除します。



11. 「画像」セクションで、GCPをマークする次の画像を選択します。

注:1つのGCPが多数の画像に出現する場合、すべての画像でそのGCPをマークする必要はありません。最低2枚以上、できれば3~8枚の画像でマークしていただければ結構です。

12. 他のGCPについても、ステップ8~11を行います。
13. 「OK」をクリックします。
14. メニューバーで、「プロジェクト」>「プロジェクトを保存」をクリックします。
15. ステップ1が処理対象としてマークされていることを確認します。必要に応じて、ステップ2とステップ3をマークします。
16. Pix4DmapperからPix4Dcloudにプロジェクトをアップロードします。詳細については、Pix4DmapperからPix4Dcloudにプロジェクトファイルをアップロードする方法を参照してください。
17. プロジェクトの処理が正常に終了した後、ジオロケーションの詳細はPix4Dcloudプロジェクトのファイル>結果セクションからダウンロードできる.PDF品質レポートで確認できます。