高度な機能

オルソモザイク GSD - PIX4Dfields

オルソモザイク GSD

地上解像度 (GSD) は、2つ隣り合わせるピクセルの中心間の地面で測定された距離を指します。通常、単位はセンチメートルまたはインチです。GSD が非常に小さく、解像度が非常に高くなる場合、ファイルのサイズ(バイト)が大きくなることがあります。また、大きいファイルは処理に多くの時間が必要になります。PIX4Dfields では、簡単に使用できる小さいファイルサイズのアウトプットを作成するために、アウトプットの GDS を指定することができます。そのステップは、下記のとおりです。

処理オプションメニューでGSDを指定する

出力のGSDは、settings.jpg処理オプションメニューの IMAGEreSOLUTION.jpg 解像度 で選択することができます。 スライダーで、低解像度からフル解像度まで、希望のGSDを選択できます。 GSDは、ダッシュボードの設定で選択された単位に応じて、cm/pixelまたはin/pixelで表示されます。ファイルサイズと処理時間は推定値です。

PRocessingOptios.png

オルソモザイクを表示

PIX4Dfields では、コンピュータのメインメモリより大きい画像を生成および表示することができます。PIX4Dfields は、画像を流動的に表示できるようにします。これは、概要(overview)いう画像の高度な GSD(低解像度処理)バージョンを計算することで実現されます。ズームすると、適切なバージョンが自動的に表示されます。パンニングまたはズーム時に、ハードドライブからデータが取得されているため、多少の遅れが発生することがあります。

性能上の理由により、幅が32,678ピクセルを超える画像は高解像度で表示されません。完全に拡大すると、高解像度の画像の 2倍のGSDにて表示されます。ただし、高解像度の画像はディスクに保存されます。高解像度で表示するには「エクスポート」機能を使用して、QGIS または ArcGIS といった外部ビューアで開きます。

PIX4Dfields で計算できるオルソモザイクのサイズは?

PIX4fields は、インプット画像の数および生成されたオルソモザイクのサイズに制限を設けていません。オルソモザイクの最大サイズは、ハードウェア制限(ディスク容量、メモリサイズ、オペレーティングシステムの最大ファイルサイズ)および時間制限(オルソモザイクの計算時間は、数千枚の画像のインプットデータセットのサイズを超えて急速に増加します)によって指定されます。

概要 (.ovr) ファイルとは?

PIX4Dfields は、大きな画像をスムーズに表示するために、ダウンサンプルされたバージョンを計算します。これらは、PIX4Dfieldsのデータフォルダの概要 (.ovr) ファイルに保存されます。PIX4Dfields が、自動的に作成および削除します。ユーザーが直接操作する必要はありません。

概要ファイルは、オルソモザイク、トリムされたオルソモザイク、またはインデックスの計算後に、自動的に生成されます。また、GeoTIFF がインポートされる際に作成されます。概要を計算している間には、進捗バーが表示されます。概要ファイルを保存するには、追加ディスク容量が必要になります。概要ファイルは、クラウドにエクスポートまたは同期されることはありません。