プロジェクトの各ステップ

PIX4Dfieldsを使用した、DJI Agras Tシリーズ用スポット散布と可変処方の作成

PIX4Dfieldsのターゲットオペレーション機能を使用した、スポット散布と可変レートマップをエクスポートする方法について説明します。(DJI Agras Tシリーズを使用した ターゲットオペレーションを使用したスプレー (局所散布) マップの作成 - PIX4Dfields をあわせて参照してください。)


マップの作成とPIX4Dfields からのエクスポート

ターゲットオペレーションを使用したスプレー (局所散布) マップの作成 - PIX4Dfieldsの手順に沿ってターゲットオペレーションマップを作成します。作成が完了したら
  1. エクスポートオペレーションをクリックする。
  2. エクスポートするオペレーションを選択する。
  3. DJI Agras (T-シリーズ)を選択する。
  4. フォーマットを選択する。
    DJI T-シリーズにエクスポート可能な以下のフォーマットから選択してください。
      • DJI Agras 境界ミッション
        • シェープファイルを含むファイル (ファイル名 ”DJI ")をエクスポートします。処方マップ内の各オペレーション(ゾーン)はそれぞれ区別されます。
      • DJI Agras VRA ミッション
        • 以下の2つのサブフォルダを含むフォルダ (フォルダ名 "DJI) をエクスポートします。
          • シェープファイル
            • ミッションの境界を示すシェープファイルが含まれます。
          • Rx
            • 各オペレーション(ゾーン)ごとに異なるレートを持つ.tiffファイルが含まれます。
  5. 最後にフライトの高さ (推奨高さ1.5m)とスプレーの幅 (推奨幅 5m)を設定する。

ターゲットオペレーションマップの例


エクスポートの準備が完了したターゲットオペレーションマップ

このオペレーションマップは異なるレートを持つ3つのゾーンを含んでいます。以下いづれかのミッションとしてエクスポート可能です。

  • DJI Agras境界ミッション

  • DJI Agras VRA ミッション

DJI リモートコントローラー へのインポート

注意 処方マップをインポートするには、 をDJI Agras T-10・T-20P・T-30を以下のバージョンへアップデートしてください。
Aircraft:01.00.0602
Remote Controller
:01.00.0602
APP:5.5.3
DJI Agras T40 と T50 に関しては、アップデートは必要ありません。

PIX4Dfieldsから使用するフォーマットをダウンロードし、以下の手順を行います。

  1. SDカードへコピー・ペーストする。
  2. パソコンからSDカードを取り出し、 DJIコントローラーに挿入し、コントローラーの電源をオンにする。
  3. SDカードのアイコンをクリックし、シェープファイルを選択する。

    controler.jpg

    boundaries_dji.jpg

  4. 境界を選択し、インポートをクリックする。
  5. VRA オペレーションを行う場合は、処方マップをクリックする。
  6. 処方マップのインポートが表示されます。

処方マップのインポートメニュー画面

    • デフォルト単位
      実際の単位に関係なく、常に ha を選択する。
    • Resample With
      • 最大値: ドローンが2つのセル上を飛行する際、最大値を適用する
      • 平均値: ドローンが2つのセル上を飛行する際、平均値を適用する

ビデオ: 境界と処方マップをDJIリモートコントローラーへインポートする方法

フライトパラメーターを設定し、使用するドローンの製品名を選択したら、飛行準備の完了です。

Tip: スポット散布を適用するためのマップの生成方法の詳細は、以下のビデオを参照してください
Spot spraying prescription maps for DJI Agras, XAG and Tractors