用語の定義(高密度点群とは?オルソモザイクとは?他)

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緻密化された点群とは?

緻密化された点群は、モデルを再構築する3Dポイントの集合です。緻密化された点群の各点について、X、Y、Z位置と色情報が保存されます。

緻密化された点群は、ステップ「1. 初期処理」の自動タイポイント(ATP)に基づいて計算され、距離、面積、体積の測定に役立つ非常に正確な背景情報を提供します。

Point_Cloud.png

3Dテクスチャメッシュとは?

3Dテクスチャメッシュはモデルの形状を表し、頂点、辺、面に加え、モデル上に投影された画像のテクスチャで構成されます。

モデルを提示して視覚化したり、共有したり、Sketchfabなどのオンラインプラットフォームにアップロードしたりするために使用されます。正確さよりも見栄えを重視しているため、測定目的での使用は推奨されません。

3D_Textured_Mesh.png

LODメッシュとは?

詳細レベル(LOD)メッシュは、3Dテクスチャメッシュを複数のレベルに分割したものです。多くのレベルに分割されているため、モデルの複雑さが緩和されます。

LODメッシュは、高速な読み込みが必要な場合に、ウェブやデスクトップPC、タブレット、スマートフォンなどのさまざまなタイプのデバイスで表示するのに役立ちます。オンラインビューアでのスムーズで効率的なナビゲーションに最適なアウトプットです。

 
メモ:Pix4D DesktopではLODメッシュを表示できませんが、LODメッシュをエクスポートして、Skyline TerraBuilder、SuperMapなどのソフトウェアやArcGIS Onlineなどのウェブビューアで表示することは可能です。

LODメッシュをエクスポートする手順については、How to export the Triangle Meshを参照してください。

ポリラインとは?

ポリラインは、1つまたは複数のサブラインで構成される連続した線です。それぞれの線の頂点を指定して作成します。

polyline.png

Pix4Dでは、3Dポリラインを描画できます。3Dポリラインの各頂点には3つの座標が設定されます。通常、ポリラインはモデル内の距離を測定するために使用します。

rayCloudで新しいポリラインを描画する手順については、202560309を参照してください。
ポリラインの投影2D延長と地表面3D延長の詳細については、Projected 2D length and terrain 3D length of polylinesを参照してください。

オルソモザイクとは?

オルソモザイクは2Dマップです。各ポイントにX、Y、色の情報が含まれています。オルソモザイクは一定のスケールを持ち、2Dの測定(距離、サーフェス)に使用できます。また、インプット画像の次のような問題点を補正します。

  • カメラの視点。
  • カメラからオブジェクト/地面の各ポイントまでの距離によるスケールの差異。

オルソモザイクの生成は画像のスティッチングとは異なります。詳細については、Photo stitching vs orthomosaic generationを参照してください。

orthomosaic.png

反射率マップとは?

反射率マップは主に、インプットがマルチスペクトル/熱画像である場合に使用します。反射率マップとオルソモザイクの詳細については、Reflectance map vs orthomosaicを参照してください。

Pix4Dでは、各バンドに対して1つの反射率マップが生成されます。これは、画像内のピクセル値に基づいて特定のフィーチャの反射率を適切に評価するためです。このピクセル値は、以下のような多くの要因の影響を受けます。

  • 入射光。
  • ISO。
  • 絞り。
  • シャッタースピード。
  • センサーの応答と光学システム。
  • 口径食。

そのため、Pix4Dmapperは、カメラの位置と再構築されたモデルを使用し、これらのさまざまな要因を考慮しながら、正確な反射率マップを作成します。実態を反映した結果を得るには、適切な機器を用意することが重要です。カメラの要件に関するPix4Dの推奨事項については、Camera Requirements for Precision Agricultureを参照してください。

 
メモ:正確な反射率マップが生成されるように、Pix4Dでマルチスペクトル画像のラジオメトリックキャリブレーションとラジオメトリック補正を行うことをお勧めします。詳細については、Radiometric calibration targetおよびRadiometric correctionsを参照してください。

DSMとは?

数値表層モデル(DSM)は、マッピングされたエリアの2.5Dモデルです。DSMは次の2種類のファイルとしてエクスポートできます。

  • ラスターGeoTIFF。
  • 点群(.xyz、.las、.laz)。

ラスターgeotiffファイルの各ピクセルと点群の各点には(X、Y、Z)情報が含まれています。色情報は含まれていません。

dsm.jpg

DSMには、それぞれの(X、Y)位置に対して1つのZ値(この(X、Y)位置の最高点の高度)しか含まれていません。DSMが2.5Dモデルとみなされているのはそのためです。

 
例:次の画像の辺Eには、高度値が異なる頂点が2つあります(Z2>Z1)。DSMでは、この辺は単なる点(X、Y、Z2)として表示されます。
 
2.5D_house.jpg

 

2.5D_from_top.jpg

家 - 側面図 家 - 上面図 - DSM

ラスターDSMファイルを表示する方法の詳細については、How to visualize the GeoTIFF DSM Fileを参照してください。

DTMとは?

 
動画:「DTM」についての解説動画をこちらでご覧いただけます。

数値地形モデル(DTM)は、マッピングしたエリアの2.5Dモデルから建物などのオブジェクトを取り除いたものです。DTMはGeoTIFFラスターファイル形式でエクスポートできます。

ラスターファイルの各ピクセルには(X、Y、Z)情報が含まれていますが、色情報は含まれていません。

 

DTM_lausanne.png DSM_lausanne.png
「ローザンヌ中心街のDTM」 「ローザンヌ中心街のDSM」

指数マップとは?

NDVIなどの主要な指数やカスタム指数を生成できます。詳細については、How to work with Indices - Formulas in the Index Calculatorを参照してください。

各指数は指数マップに関連付けられています。このマップ上の各ピクセルの値が、関連付けられている反射率マップから導出されます。

 
例:(RED NIR) / (GREEN + 1)という数式で表されるカスタム指数と、1つの固定されたピクセルがあるとします。反射率マップ内の関連ピクセルの値が以下のとおりであるとします。
  • 赤色反射率マップのピクセル値:0.4。
  • NIR反射率マップのピクセル値:0.6。
  • 緑色反射率マップのピクセル値:0.1。
指数マップ内のこのピクセルの値は(0.4 0.6) / (0.1 + 1) = 0.18 となります。
指数マップの生成方法の詳細については、How to generate an Index Map / Index Grid in the Index Calculatorを参照してください。
 
index_map.png
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